NHK放送総局長 かんぽ生命問題で会長が厳重注意を受けたことは現場に伝えず 続編は「クロ現」で

[ 2019年10月23日 17:05 ]

東京・渋谷区のNHK社屋
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 NHKの木田幸紀放送総局長が23日、東京・渋谷の同局で定例会見を行い、かんぽ生命保険の不正販売問題を報じた番組を巡り、NHK経営委員会(委員長・石原進JR九州相談役)から上田良一会長が厳重注意を受けたことを「放送現場に伝えたことない」と言明した。

 会長への厳重注意の番組制作への影響について聞かれた木田総局長は「厳重注意について放送現場に伝えたことはない」としたうえで「制作統括プロデューサーが編集権について不十分な説明をしたということは実際にあったので、その後、放送法の解釈について、その当時、放送素材の誤送信という事実など、さまざまなことがあり、あらためて放送の原点、放送法の解釈等々、コンプライアンスの理解を全国的に深める活動をしております。(会長への)厳重注意を受けてやったのではなく、チーフプロデューサーの説明が不足していたということがあったので、そのことについてあらためて取材のコンプライアンスの研修を行ったということ」と説明した。

 今後の特集の続編放送について、担当者は「(続編を)7月に放送して、その後も取材体制を続けております。さまざまなことがさらに明らかになっていますので、その全体状況も深めながら、この問題の構造的な問題にさらに迫っていきたい」としつつ「放送のめどはまだ決まっていないが、『クローズアップ現代』でしっかりと続編を出していきたい」とした。

 NHKは2018年4月放送の「クローズアップ現代+(プラス)」の「郵便局が保険を“押し売り”!? 郵便局員たちの告白」で、かんぽ生命の問題を追及。続編を2018年8月の放送に向けて準備していたが、放送をしなかった。その理由について、上田会長は今月3日の定例会見で「取材の準備不足」のためと回答。日本郵政グループの抗議に「影響を受けたことはない」とした。続編は2019年7月に放送された。

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