CBCテレビ、和田政宗議員に対する報道部の不適切ツイート謝罪 和田氏は「受け入れてない」

[ 2019年7月31日 16:18 ]

 CBCテレビ(中部日本放送)は参院選中に自民党の和田政宗氏(44)について同局報道部公式ツイッターに不適切な投稿があったとして謝罪。再発防止に努めるとした。

 25日に公式サイトで「7月24日、和田政宗参議院議員に弊社代表取締役社長 林尚樹が仙台市で面会し、不適切な投稿について謝罪し、調査の状況を説明致しました」と報告。

 報道部公式ツイッターについて「ソーシャルアカウントの管理・運用が極めて杜撰(ずさん)で、多人数が投稿をできる状態にあったことが分かりました。各種アクセスログの分析や専門家の見解などから、関係者による投稿と判断し、対象者の幅を広げて更に調査をしております」と説明した。

 「今回、和田政宗参議院議員に多大なるご迷惑をおかけしたこと、また企業としての信頼が揺らぐ事態を招いたことを重く受け止め、社内規則に則り今回の管理者ならびに関係者の処分を致します」と報告。今後の再発防止策については「より厳格化したソーシャルアカウント管理・運用規定の改定及び全社的な管理体制の再構築を外部の専門家を入れて早期に実行し、運用に関する研修を行うなどあらゆる手段を講じる」とした。

 和田氏は26日に自身のブログを更新。CBCテレビに対して「CBCがホームページに『和田政宗参議院議員に謝罪』と一方的に書いていますが、私は謝罪を受け入れておらず心外です。社長の訪問を受けましたが、『選挙の公正と公平を考え、選挙後に来ました』と、とんでもない言葉が社長より出ました。ツイートにより被害を受けた私に対しての速やかな謝罪が当たり前だと思いますが、CBCは自社の論理を優先しました」と記した。

 「こちらは、それでも社長が来訪したことの公表を控え、最終的な調査結果を持っての謝罪を待つことにしましたが、『謝罪した』と一方的に公表されたため、このような記事を書くに至りました。CBCは調査が終わり次第、再び謝罪に来ることと思いますが、常識的に受け入れられる調査結果と謝罪となるのでしょうか」とつづっている。

 今月10日、街頭活動中に和田氏が男性に胸を強く押される“暴力”や“妨害”があった。CBCテレビの報道部公式ツイッターは「ちょっと小突かれただけで、暴行事件とは。大げさというより、売名行為」とツイートし、ネット上で炎上していた。

続きを表示

2019年7月31日のニュース