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ポニーリーグ

全国8強を目指す糸島イーグルス 率いる一岡雅之監督の父は広島投手「今年も東京で勝負したい」

[ 2022年3月1日 05:30 ]

 「月刊ポニーリーグ2月号」は、糸島イーグルスと柳川ボーイズの2チームを紹介する。糸島を率いる一岡雅之監督は広島・一岡竜司投手の父。柳川は創部から40年以上の歴史を誇る伝統チームだ。いずれも子供たちをより明るい未来へ導くべく、熱心な指導に取り組んでいる。

 さらなる高みを目指す時が来た。昨年の全日本選手権ではベスト16に進出。糸島イーグルスの一岡雅之監督は、来るべく夏の大舞台を見据えた。

 「今年も東京で勝負したい。昨年は九州は勝ち抜いて、出場することができた。1つでも上を目指します」

 昨夏を上回る全国8強が当面の目標となるが、勝利至上主義ではない。投げる、打つの基本動作、基礎体力を丁寧に積み上げ、学年が上がるに連れて応用を教え込む。その上で社会で必要な礼儀、人間教育を施すのが、チームのスタイルだ。

 「いつ花が咲くかは分からない。夢見てやりなさい」

 指揮官が子供たちに対しそう言い続けるのは、確かな成功体験があるからだ。OBでプロ野球の広島で中継ぎとして活躍する一岡竜司は長男。通算16勝83ホールド、7セーブの数字を残すが、プロ入りまでは決して順風満帆ではなかった。

 進学した藤蔭(大分)でチャンスをもらったのは、当時の監督から「いつみても道具出しをきっちりやっている」姿勢を認められたから。直後に抜てきされたシート打撃で好投したことが、2年秋のエースナンバー獲得につながった。その後、右肘を疲労骨折したことで、高校卒業後は沖データコンピューター教育学院へ進学。野球を続ける上で恵まれた環境ではなかったが努力を続けたことで、未来を切り開いた。その下地は、イーグルスで過ごした中学時代の地道な取り組みにあることは間違いない。

 「息子の話ではないですが、どこでどんなチャンスが転がっているか分からない。チャンスは自分でつくるもの。だから、子供たちには“チャンスを増やしなさい”ということを伝えています」

 主将を務める強肩強打の溝口蒼真捕手をはじめ、5人の新3年生が昨夏の全国大会を経験。遊撃で堅実な守備を見せる川原元輝内野手は1、2回戦で計3安打を放った。昨秋の九州連盟杯は初戦で三潴ファイターズに惜敗したが、実力はこんなものではない。新2年生も含めた23人の選手たちは、春、そして夏の快進撃を虎視眈々(こしたんたん)と狙っている。

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