「日本一監督」大阪桐蔭・西谷監督、仙台育英・須江監督らが高校野球7回制討論会 高野連が5、6月に

[ 2026年4月24日 02:00 ]

大阪桐蔭・西谷監督
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 日本高野連が導入を検討する7回制について、甲子園優勝監督ら現役指導者との意見交換会を行うことが23日、分かった。大阪桐蔭の西谷浩一監督(56)と仙台育英(宮城)の須江航監督(43)の両監督も出席する。同制度の意義を周知したい同連盟の呼びかけにより、現場で大半を占める7回制反対派も一堂に会し討論する。5月下旬と6月上旬に開催される見通しで、今後の高校野球界にとって、意義のある会合となりそうだ。

 高校野球の転機となり得るテーマについて「日本一監督」らが、じかに語り合う場が用意される。現役の指導者に加え、医師や大学教授らも参加する方向で調整を進めている意見交換会。今春選抜優勝の大阪桐蔭・西谷監督や22年夏日本一の仙台育英・須江監督らが招かれ、現場の思いを伝えることになる。

 7回制の意義を周知したい日本高野連は、2月の理事会で意見交換会の実施を決定し、反対派を含めた出席者の人選を進めてきた。西谷監督は以前から「これだけ反対意見があるのに変える意味が分からない」と反対の立場を貫いている。中学野球の指導経験もある須江監督は、昨夏甲子園の朝夕2部制を「人生最高の夜ふかし」と表現するなど多角的な意見の持ち主として知られる。甲子園常連校だけでなく、公立校からも鳥栖工(佐賀)の大坪慎一監督、掛川西(静岡)の大石卓哉監督ら甲子園経験監督も出席者の候補に挙がる。

 日本高野連が設置し、昨年1年間かけて7回制導入可否を議論した「検討会議」は、熱中症対策などの観点から「28年度から7回制採用が望まれる」と結論づけた。その最終報告書は一般公開されているものの周知は進まず、現場からの反対意見も根強い。今年に3度開かれた理事会で導入可否が決まらなかっただけに、同連盟関係者は「最終報告書の内容をきちんと理解してもらった上で、ご自身の考えを述べていただける場になればと思う」と討論の場を設ける意義を強調していた。

 意見交換会の内容の一部は映像による一般公開も検討されている。「7回制推進派」の同連盟側と、「9回制維持派」が多勢を締める現場側の真剣な討論。その行方に注目が集まる。

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