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ポニーリーグ 兵庫神戸が関西王者に!久下待望の一戦で3回2/3零封 昨秋のリベンジ果たした

[ 2022年5月3日 05:30 ]

優勝決定戦で好投した兵庫神戸の久下
Photo By スポニチ

【月刊ポニーリーグ 4月号】

 第48回全日本選手権関西地区予選(本社後援)が4月3~23日まで行われ、兵庫神戸が愛知木曽川を下し、優勝。昨秋の選抜予選で逆転サヨナラ負けしたリベンジを果たした。7月に開幕する本戦には2チームに加え、初参加の香川MB、京都、奈良FOD、愛知稲沢の計6チームが出場する。

 兵庫神戸ナインにあって、誰よりもこの一戦を待ち望んでいた。愛知木曽川との優勝決定戦。先発のマウンドに送り出されたのは、2年生・久下禮次郎だった。
 「予選でもほとんど投げてなかったのですが、木曽川さんとの試合が決まった時点で投げさせることを決めていました。3年生の先輩たちも“もう一度、負けさせるわけにはいかない”という思いがあったと思います」

 田中正裕監督が舞台裏を明かした。昨秋の選抜大会関西地区予選。今回と同じ顔合わせとなった決勝戦で、1点優勢の延長9回に逆転サヨナラ本塁打を浴びたのが久下だった。試合後には悔し涙を流していたという右腕。リベンジマッチが決まり、指揮官から気持ちを問われると「しっかり練習してきたので、投げます!」と強い決意をみなぎらせた。

 マウンドでも、その思いをぶつけた。初回はわずか6球で3者凡退。味方打線の援護にも恵まれ、序盤の3イニングを2安打で切り抜けた。4回2死満塁で3年生の小副川奏吾に救援を仰いだが、3回2/3を無失点。自らの快投で雪辱を果たした。
 予選リーグを含めて無傷の4連勝。1番・中村翔太は選抜大会からの好調をキープし、うるさい2番・高瀬裕司が半年ぶりに戦列に復帰した。投手陣も吉谷悠雅、飴本隆磨を加えた4本柱で投打とも戦力は充実。指揮官は力を込める。

 「関西地区の代表として、優勝を目指します」

 昨夏、今春とも全国大会では16強止まり。覇権を奪い返した赤い軍団が、全日本選手権でも輝きを放つ。

《奈良FOD 初の全日本選手権決めた!》
 一戦ごとに成長を見せ、奈良FODが加入3年目で初の全日本選手権出場を決めた。

 「土曜日の試合の難しさを感じる中で、平日の過ごし方を改めて見直しました。3年生を中心に一つずつ課題をクリアしていけたと思います」
 創部時から率いる堀泰人監督はナインを称えた。土曜日に開催された9日の京都戦は大敗。平日の自主練習の意識を高めたことが、翌週16日の愛知稲沢戦での勝利を呼んだ。23日の代表決定戦では早朝5時から天理市内の打撃施設「夢道場」で打ち込み。序盤の猛攻につなげた。

 松下耕大主将が練習からあるべき姿を示し、松田逢来捕手は戦況を見極めて投手、内野陣を落ち着かせる。関西地区で屈指の強打を誇る4番・大前健太朗も健在。7月の全国大会に向け、堀監督は「バントの精度を高め、野球脳を上げていきたい」と結んだ。

《香川MB 初の夢舞台挑む》
 香川MBが、公式戦初参加同士の対決となった東広島戦を接戦で制し、西ブロック2位で全日本選手権出場を決めた。「人数的にもギリギリでしたので、ピッチャーの球数制限など試合をする上で不安な部分もありましたが、全員が頑張ってくれたことで1勝できた。大会に参加できたことも含めて、本当に良かったです」と中曽根徹代表。選手たちのコンディションを整えることを念頭に、初の晴れ舞台に挑む。

《滋賀・紀州連合 出口智が最多の2本塁打》
 滋賀の出口智輝が今大会最多となる2本塁打を放った。奈良FOD戦の先制中越え2ランに続き、京都戦では5回先頭で中越えソロ。右のスラッガーとしての威厳を示した。「芯でとらえられたと思います。普段からボールを上げて、遠くに飛ばすことを考えて練習しています。本塁打を打てたことは良かったですが、試合で勝てなかったことが悔しい」。5月21日から開催されるグランドチャンピオンシップ関西予選での、公式戦初勝利を誓った。

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