ポニーリーグ

4月発足の高松LTSポニーは最先端の野球理論が指導の「要」 山本代表「新しいものを伝えていきたい」

[ 2022年3月1日 05:30 ]

 新進気鋭の指導方針で注目されるのが、4月から正式にチームを発足させる高松LTSポニーだ。代表を務める山本遼太氏は、三本松(香川)を経て四国ILの香川で捕手としてプレー。現役引退後には年1、2回のペースで渡米し、最先端の野球理論、トレーニング法を学んできた。

 「いろいろなご縁に恵まれて、最先端の野球を学ばせていただいてきました。古い大切なことも残しながら、子供たちには新しいものを伝えていきたい。ただ、楽しいだけでなく、厳しい練習も中にはありますが、メリハリをつけて指導していく。その中で子供たちが野球を楽しめる環境を指導者が一体となって、つくりあげていきたいと思います」

 本場のサンフランシスコで見たベースボールは、ゴロ捕球の仕方から違ったという。グラブの使い方に始まり、ゴロへの入り方、そして投げるまでの動作…。自らの経験則に頼ることをよしとせず、常にアップデートされた情報を選手たちに還元することを心がける。JR四国で活躍した西村雅之総監督、元独立リーガーの東風平光一監督らのスタッフも理念を共有。オフ期間中には大リーグのジャイアンツ・植松泰良アシスタントコーチ、同ツインズ傘下1Aの三好貴士ベンチコーチ、選手、指導者として米国など世界6カ国で活躍した田久保賢植氏、NPB経験者からも指導を受ける機会がある。

 山本氏は高松市内で5年間にわたり野球教室の代表を務めていることもあり、塾生を中心に新中学1、2年生の16人がすでに入団を決定。今夏以降は関西連盟の公式戦に参加し、他チームと切磋(せっさ)していく構えだ。チーム名のLTSは「Lead To Success(成功に導く)」の略。その視点は常に、選手たちの輝かしい未来に向けられている。

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