DeNA・筒香嘉智「ファンファーレ」「それいけ大洋」 温故知新の中で蝦名新応援歌に期待

[ 2024年5月23日 10:30 ]

<ヤ・D>4回、2ランを放つ筒香(撮影・島崎忠彦)
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 DeNAに筒香嘉智外野手が5年ぶりに復帰した。そして、6日の復帰戦以降は、応援席からおなじみのファンファーレ

 ♪横浜の空高く~、ホームランかっとばせツツゴーーが流れる。

 これは、元々田代富雄現打撃コーチの現役時代の応援歌。過日、69歳の同コーチに「また田代さんの応援歌が聞けますね」と声をかけると「えっ、そうだったの?俺、応援歌みんな同じに聞こえちゃってさ」と返答され記者はずっこけたが、「You Tube」で探すと、その事実を確認する映像をみつけることができた。

 1985年8月30日、対阪神19回戦(甲子園)では、田代が打席に入ると左翼席(空席が目立つ)から確かにこの応援歌で「かっとばせー田代」とファンが声援を送っている。

 話を現在に戻す。蝦名達夫外野手が初回先頭の打席に入ると、応援席から「それいけ大洋」が流れる。こちらは1986年4月5日、対阪神2回戦(横浜スタジアム)の映像を見ると、代打・山崎賢一(引退後はソフトバンクスカウトなどを歴任)登場時に右翼席から流れてくる。

 ともに40年近く前のもの。現在も連綿と続くそのトランペットに心震える瞬間もあるが、ここで注目したいのが「蝦名の新応援歌」だ。

 活躍を続ければ、来季は必ず俊足巧打の大型野手には応援歌がつくだろう。歴代の同型野手を意識した継続系か、それともオリジナルか。今季は数多く「それいけ大洋」を耳にする。一方で、伝統を感じながらも「エビちゃんに早く応援歌を」と思うファンも多いはずだ。

 ちなみに大洋時代の映像で高木豊、屋鋪要選手の応援歌は、選手名と名前を繰り返すだけだが、リズム感もよく「蝦名」を当てはめても面白い。

 「筒香ファンファーレ」「それいけ大洋」を耳にしながら、記者は蝦名に「温故知新」の秀逸な応援歌がつく未来を期待してしまっている。(DeNA担当・大木 穂高)

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