ソフトバンク・王会長の元気な姿が、43歳の左腕・和田の活力源

[ 2024年5月23日 06:00 ]

パ・リーグ   ソフトバンク12-0楽天 ( 2024年5月22日    京セラD )

ソフトバンク・王会長
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 【記者フリートーク】和田にとって京セラドームは思い出が詰まった球場だ。名称が大阪ドームだった03年4月1日のオリックス戦でプロ初登板初先発初黒星。06年7月11日の同戦では同ドーム初完封を果たした。だが、その時にベンチに尊敬する人の姿はなかった。同年、現球団会長で当時の王貞治監督が、がんに侵された胃を全摘出手術。左腕は帽子のひさしの裏に指揮官の背番号89を書き込み、好投した。

 あれから18年。2日前の5月20日は王会長の84歳の誕生日で、和田は「褒めてもらえるよう頑張る」と好投を誓った。病魔を乗り越えた王会長は健在。和田にとっての活力源でもある。「今にもユニホームを着そうな生き生きした目をしておられる。会長の意思、考えを選手全員が共有すること。それがホークスの野球だと思っている」。43歳の左腕もまだまだ元気だ。 (ソフトバンク担当・井上 満夫)

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