ロッテ・種市 右肘手術後初完投勝利!西武戦今季8戦全勝導く

[ 2024年5月23日 05:30 ]

パ・リーグ   ロッテ2―1西武 ( 2024年5月22日    ベルーナD )

<西・ロ>完投勝利に捕手・佐藤都(左)と笑顔を見せる種市(撮影・白鳥 佳樹)
Photo By スポニチ

 術後初めての完投には、2つの吉兆があった。ロッテ・種市は「長いリハビリがあったけど、何とか9回投げられるようになった。感慨深い」と実感を込めた。チームを今季最長5連勝と、西武戦今季8戦全勝に導いた。

 まず、ベルーナドーム。プロ初完封したのが「鮮明に覚えている」という20年7月25日の西武戦だった。直後に右肘じん帯再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受け、球数を制限するリハビリプログラムを経て「全部3球勝負」の意識がついた。4年ぶり2度目の完投勝利は、当時136球もかかった球数を102球に減らした。

 次が千賀グラブで、前々回の6日西武戦から、19年の合同自主トレでもらった宝物を使用する。以降負けなしで、6回に失点するまで20イニング連続無失点。「使っている以上は負けられない」。新たに、千賀の代名詞のお化けが刺しゅうされたグラブを「2個くらい欲しい」とおねだりした。

 6回に1点を返され、なお1死満塁ではこの日最速の153キロ直球で2つアウトを取った。「毎試合完投したい。全部勝てるように腕を振っていきたい」と力強かった。(神田 佑)

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2024年5月23日のニュース