大谷翔平 イチローばり流し打ちで4戦連続安打も得点機2度凡退 チームは8残塁の拙攻で今季3度目零敗

[ 2024年5月23日 13:50 ]

ナ・リーグ   ドジャース0―6ダイヤモンドバックス ( 2024年5月22日    ロサンゼルス )

7回、一ゴロに倒れてベンチに戻るドジャース・大谷(撮影・光山 貴大)
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 ドジャース・大谷翔平投手(29)が22日(日本時間23日)、本拠でのダイヤモンドバックス戦に「2番・DH」で先発出場。第1打席に左前打を放ち、連続試合安打を4に伸ばした。しかし、その後は得点圏で2度凡退するなど、打線は6回までに8残塁の拙攻で0―6で敗れて今季3度目の連敗。2連敗で3カードぶりのカード負け越しとなり、13連戦は7勝6敗で終えた。

 初回は1死走者なしでオープナーの先発左腕ヒューズとの対戦。大谷、フリーマン対策か、ダイヤモンドバックスベンチは当初先発とみられていた先発右腕ネルソンから変更して変則左腕を投入してきたが、大谷は初球の外角スライダーをバットの先で捉えて左前へ落とした。鮮やかな流し打ちに現地実況は「殿堂入りするイチローのようだ」と称えた。ヒューズはフリーマンを三邪飛に打ち取って2死を奪うと、ネルソンに交代。前日に2盗塁を決めてメジャー通算99盗塁としていた大谷はスタートを切らず、スミスは空振り三振に倒れた。

 0―0の3回1死二塁では、右腕ネルソンの内角直球を101.1マイル(約162.7キロ)の痛烈な打球ではじき返したが、打球は上がらずに二塁正面へのゴロだった。0―3の5回無死一、二塁では内角カットボールに差し込まれて中飛。0―4の7回2死走者なしでは、対大谷対策で投入された変則左腕マンティプライに一ゴロに打ち取られて2試合連続マルチ安打はならず。メジャー通算100盗塁もお預けとなった。

 プレー以外でもハプニングが起きた。 5回のダイヤモンドバックスの攻撃中にスアレスが放ったファウルが三塁側のドジャースベンチに飛び込み、ちょうどベンチ裏から出てきた大谷の頭上付近を通過。打球を見ていなかったと思われる大谷はすぐさましゃがんで回避したが、頭部付近に当たっていればプレー続行にも支障をきたす可能性もあっただけに、ヒヤリとする場面だった。5回に中飛に倒れてベンチに戻った後も、今度は自軍のフリーマンのファウルがまたしても大谷の付近に飛び込んだ。同僚から2度目だとからかわれるような場面があり、大谷は驚いた表情を見せて笑わせていた。

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