ありがとう!さようなら!“幸運の象徴”…道頓堀川に沈んだカーネルサンダース奉納をKFCが発表

[ 2024年3月19日 14:44 ]

住吉大社に奉納されたカーネル像(日本KFCホールディングスの公式サイトより)

 日本ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)株式会社は19日、阪神がリーグ優勝した1985年に大阪・ミナミの道頓堀川に投げ込まれ、24年後に見つかったカーネル・サンダース人形を廃棄したと発表した。老朽化が激しく、保管が困難になり8日に大阪市の住吉大社で人形納めを行った。

 阪神が日本一になった1985年秋、興奮したファンが立像を当時の主砲ランディ・バースに見立てて胴上げし、道頓堀川に投げ込んだ。立像は発見されずその後、阪神が2003年のリーグ優勝まで長い低迷期に入ったため、「カーネル・サンダースののろい」と言われた。

 時が過ぎ、2009年3月、道頓堀川水辺工事の調査中、戎橋から約200メートル下流で人形は上半身、下半身が相次いで見つかった。修復作業を経て、KFC阪神甲子園店で10年3月から13年2月まで「おかえり! カーネル」と名付けられ“幸運の象徴”としてイベントや展示で大勢のファンが見学に訪れたがそれ以降、一般公開はされず関西オフィスの受付に保管されていた。

 KFCによると、人形納めでは社長ら役員が参列し、オリジナルチキンを奉納した。同社は「会社のブランド価値向上に貢献してくれた「おかえり!カーネル」とそんな「おかえり!カーネル」に親しみ愛してくださったファンの皆さまに感謝申し上げます」とコメントした。

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