【センバツ】東海王者・豊川はモイセエフが“新基準バット1号”も初戦で涙 好投手に3三振

[ 2024年3月19日 11:36 ]

第96回選抜高校野球大会第2日第1試合   豊川4-11阿南光 ( 2024年3月19日    甲子園 )

<豊川・阿南光> 8回1死一塁、豊川・モイセエフは右越えに2点本塁打を放つ (撮影・後藤 大輝)
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 東海王者の豊川(愛知)は10年ぶりの春勝利はかなわなかった。

 阿南光の好投手・吉岡暖(3年)に6回までわずか1安打。5点を追う7回に1死満塁と絶好の反撃機会をつくったが、1点止まりだった。

 それでも大会屈指の強打者、モイセエフ・ニキータ(3年)が第3打席まで相手右腕に抑え込まれていたが、1-5の8回1死一塁で浮いたフォークを見逃さず、右翼ポール際へライナー性の打球で大会第1号。低反発の金属製バットに完全移行して迎えた今大会で“新基準バット1号”にもなった一発で2点差に迫った。

 だが、継投策で中盤は阿南光を抑えていた投手陣が2点差に迫った直後の9回に大量6失点し、突き放された。

 8点を追う9回は1点を返し、なおも2死満塁でモイセエフに打席が回って来たが、最後は空振り三振でゲームセット。モイセエフは5打数1安打も3三振となった。

 豊川は選抜は初出場した14年に4強入り。10年ぶり出場となった今大会は東海王者として臨んだが、昨秋のような打ち勝つ野球を好投手相手にできず、初戦で涙をのんだ。

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