【センバツ】明豊が劇的サヨナラ勝利 9回に4番・石田が決めた!1-0決着は3年ぶり

[ 2024年3月19日 14:28 ]

第96回選抜高校野球大会第2日第2試合   明豊1×-0敦賀気比 ( 2024年3月19日    甲子園 )

<明豊・敦賀気比>9回、明豊・石田がサヨナラ打を放ち、生還し、ガッツポーズをする木村(右)(撮影・平嶋 理子)
Photo By スポニチ

 3年ぶり6度目の出場となった明豊(大分)が、劇的なサヨナラ勝ちで2回戦に駒を進めた。

 両軍、チャンスをつくりながらもあと1本が出ず0-0の無得点で迎えた9回裏、1死から1番・木村留偉(3年)が中前打で出塁すると、敦賀気比はエース竹下から米田に継投した。

 次打者・高木真心(3年)が代わったばかりの米田から冷静に四球を選んで一、二塁にすると、2死から4番・石田智能(3年)が振り抜いた痛烈な打球は二塁手を襲って大きく弾み、その間に二塁走者・木村が一気に生還。サヨナラのホームを踏んだ。

 投げては先発左腕の寺本悠真(2年)が7回途中、無失点と好投すると後を継いだ背番号1の野田皇志(3年)も踏ん張り、継投で完封勝利した。

 試合後、川崎絢平監督は「タイブレークを頭に入れながらでしたので、でもこの回に決着付けないと、タイブレークは下位(打線)だなと思っていたので、何とか4番に期待をしていました」と安堵した。

 センバツの1-0サヨナラ勝利は21年広島新庄―上田西(延長12回)以来3年ぶり。明豊は19年準々決勝の龍谷大平安戦(延長11回)以来2度目。センバツで2度の1-0サヨナラ勝ちは報徳学園(64年対東邦、75年対札幌商)に並ぶ最多。なお、夏は高松商が27、58、73年と3度記録している。

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2024年3月19日のニュース