【落合×鈴木啓示対談】鈴木氏「落合選手をインハイで三振取りたかった」落合氏「よく三振した」

[ 2024年3月19日 19:10 ]

鈴木啓示氏(右)とオレ流チャンネル「博満の部屋」で対談した落合博満氏
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(70)が19日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。大好評対談企画「博満の部屋」の第6回目として、歴代4位の通算317勝を挙げた元近鉄投手・鈴木啓示氏(76=本紙評論家)をゲストに招いて対談を行った。

 対談の締めとして落合氏が鈴木氏にそれぞれの球種をどう握っていたか質問。その中で落合氏は「オレのイメージの中では真っすぐのイメージしかないんですよ」と当時の印象を語った。鈴木氏が「落合選手をインハイで三振に取りたかったんです」と話すと、通算74打席対戦して12三振を喫した落合氏は「よく三振しました」と懐かしそうに振り返った。

 そこから対談が再開され、鈴木氏は「晩年の私はハエが止まるような遅いボールでしたからね。気持ちよく三振が取れるなんて思ってなかったね。全盛の時にあんたの全盛と勝負したいな。その時だったら真っすぐで三振を取りたかった落合選手がインハイに真っすぐがくると思った読み通りにこっちがよういかんかったね。怖くて」と話すと、落合氏は「いや、インサイドで抑えられたっていうイメージしか持ってないですよ。速かったですよ。コントロールも良かったですよ」と印象を語った。

 鈴木氏は「球数を投げとる間に体が覚えたんですよ。高校時代に本当に体力がついたね。練習がきついばっかりでみんな辞めていったんです。こんなきついのは陸上競技部入ったみたいなもんやな、野球部やないやないかという感覚でみんな辞めた」と話すと、落合氏も「昔は走るか、投げるかだけですもんね」とうなずいた。鈴木氏は「特に走ることがしんどくてね。元々強い体に生んでくれた両親の体に、無理しても大丈夫な体力を高校3年間の間につけさせてもらった」と振り返った。

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