【センバツ】“地元軍団”阿南光が現校名で聖地初白星 好投手・吉岡が143球完投&11奪三振

[ 2024年3月19日 11:36 ]

第96回選抜高校野球大会第2日第1試合   阿南光11-4豊川 ( 2024年3月19日    甲子園 )

<豊川・阿南光>阿南光先発・吉岡(撮影・平嶋 理子)
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 32年ぶりの出場となった阿南光(徳島)が東海王者の豊川(愛知)を破り、2回戦へ駒を進めた。

 最速146キロを誇る大会注目の好投手、吉岡暖(3年)が完投勝利。8回に大会屈指の強打者、モイセエフに2ランを浴び、ペロっと舌を出して悔しそうな表情を見せたものの1人でマウンドを守り切った。

 8点リードの9回は1点を失い、なおも2死満塁でモイセエフを迎えたが今度は空振り三振。一発のリベンジを果たし、143球を投げ抜いた。

 打線は初回に先頭・福嶋稟之介(3年)、次打者・西村幸盛(3年)の連打で無死二、三塁の好機をつくると、内野ゴロ2本で2点を先制。2回は2死から四死球などで満塁とし、西村が走者一掃の左越え適時二塁打を放ち3点を加えた。

 2点差に迫られた直後の9回には4番・住江慶次郎(3年)の適時打などで6点を奪い、豊川を突き放した。

 同校の選抜出場は、再編統合前の新野が1992年に出場して以来32年ぶり2度目。統合による現校名となってからは初めて。全員が徳島出身という“地元軍団”が東海王者を下し、聖地で躍動した。

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