青森山田 橋場公祐主将が選手宣誓 自己採点「満点」能登半島地震に触れ被災地への思い込め

[ 2024年3月19日 05:00 ]

第96回選抜高校野球大会開会式

選手宣誓をする青森山田・橋場(撮影・大城 有生希)
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 青森山田・橋場公祐主将(3年)の選手宣誓では、1924年の第1回大会から100年を迎えた歴史とともに、元日の能登半島地震にも触れ被災地への思いが込められた。その上で出場全32チームでの全力プレーを宣言。大役を終え「凄く緊張していたのでホッとしています。(自己採点は)満点をつけられるんじゃないかと思います」と大きく胸を張った。

 【選手宣誓全文】

 今ありて未来も扉を開く。今ありて時代も連なり始める。

 1924年、第1回全国選抜中等学校野球大会として春の選抜大会が開催されました。あの日から100年。我々高校球児の甲子園大会に対する夢や憧れは、長年の時を超えても変わることなく今もなお夢舞台であり続けています。夢にまで見たここ甲子園球場に立ち、これまでの先輩方が築き上げてこられた歴史と伝統の重さを身に染みて感じています。同時に私たちは唯一無二の仲間とともに大好きな野球に打ち込める今に喜びをかみしめています。

 今年の元日に能登半島沖で大きな地震が発生しました。家族だんらんと過ごしている中の激しい揺れに、私たちは恐怖と深い悲しみに襲われました。被災地では現在も苦しみや困難の多い生活を余儀なくされています。私たちにできることは、目の前の白球をがむしゃらに追い続けること。そして、全力で野球を楽しむことです。

 今日からの選抜大会を次の100年へ向けた新たな一歩とするべく、全身全霊をかけて戦い抜くことを誓います。

 今日までの100年を、今日からの100年へ。

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