【明豊】殊勲打の4番・石田「強い気持ちで…」昨夏・北海戦のサヨナラ負け胸に「勝負強さ発揮できた」

[ 2024年3月19日 15:53 ]

第96回選抜高校野球大会第2日第2試合   明豊1×-0敦賀気比 ( 2024年3月19日    甲子園 )

<明豊・敦賀気比>9回、サヨナラ打を放ち、歓喜する明豊・石田(右)(撮影・平嶋 理子)
Photo By スポニチ

 3年ぶり6度目の出場となった明豊(大分)が、劇的なサヨナラ勝ちで2回戦に駒を進めた。

 0-0の9回裏、2死一、二塁から4番・石田智能(3年)が振り抜いた痛烈な打球は二塁手を襲って右前へ抜け、二塁走者の木村留偉(3年)が生還。サヨナラのホームを踏み、歓喜の輪ができた。

 決勝打を放った石田は「投手陣が頑張っていたので、今大会は4番を打たせてもらっているので、ああいう形で回してくれたので絶対決めたいと強い気持ちで打席に立ちました」と振り返った。

 殊勲の一打には「捉えた打球だったので抜けてくれという気持ちで走りました。勝負強さを発揮できた」とし、二塁走者・木村の好走塁に「足の速い木村だったので、間を抜ければ1点が入ると、打席に立ちました」と感謝した。

 サヨナラが決まった瞬間は「去年、勝てそうな試合で負けてしまって、先輩の分まで勝ちたい気持ちが強くあってそれが爆発したかな」と昨夏、タイブレークの末、敗れた北海戦の悔しさがバネになったとした。

 甲子園常連校、敦賀気比との一戦に「相手は強いチームだったんですけど、自分らがやってきたことを出すんだって強い気持ちで試合に臨みました」と語った。

続きを表示

この記事のフォト

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2024年3月19日のニュース