ソフトB 42歳和田がチームトップタイの5勝目 交流戦ではヤク石川に並ぶ最多27勝目

[ 2023年6月9日 23:52 ]

交流戦   ソフトバンク5―1巨人 ( 2023年6月9日    ペイペイD )

<ソ・巨1>ファンと勝利のタッチをする和田(撮影・中村 達也)
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42歳の左腕。その直球には若々しさがあふれている。

 ソフトバンクの先発・和田は5回2/3を4安打1失点。今季最多の6三振を奪う好投でチームトップタイの5勝目を手にした。

 交流戦では1学年上の石川(ヤクルト)に並び、通算最多の27勝。かつての盟友である杉内(現巨人3軍投手コーチ)の26勝を上回り、「次の登板で皆さんにまた楽しんでもらえたら」と笑顔で話した。
 初回に連打で無死一、二塁とされるも、3番・秋広を投ゴロ併殺打。2死三塁で4番・岡本和は外角のチェンジアップで3球三振に仕留めた。

 3回には146キロの直球で吉川、岸田を連続三振。42歳の左腕を支えているのが、この直球だ。

 決して剛速球ではないが、次々と空振りを奪う。斉藤投手コーチは投球時に左腕が背中に隠れ、ボールの出どころが見えづらいことを要因の一つに挙げ「若い時から変わらない。この年での直球勝負はなかなかできない」と感嘆する。

 前回登板だった2日の広島戦で左手に打球が直撃したが、その影響も全く感じさせなかった。プロ21年目。これで日米通算160勝となった衰え知らずのベテランは「これからも勝ちを重ねたい」と力を込めた。

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