交流戦首位の広島 新井監督が龍馬&秋山に最敬礼「2人とも頼りになりましたね」

[ 2023年6月9日 21:46 ]

交流戦   広島3-2ロッテ ( 2023年6月9日    ZOZOマリン )

交流戦<ロ・広>5勝目の床田(右)にウイニングボールを渡す秋山 (撮影・西川祐介)
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 広島がロッテを3-2で下し、交流戦では6連勝した17年以来の4連勝とした。

 序盤のチャンスで安打に飢えていた2人が奮起。3回は田中、野間の安打で2死一、二塁とこの日初めて得点圏に走者を置くと、西川が西野の甘く入った直球を仕留め、先制の中前適時打を放った。西川が口火を切ると、秋山も奮い立った。なおも2死一、三塁で初球を右前にはじき返して追加点を挙げた。

 試合後、新井監督は2死からの得点に「ほんと、みんなの気持ちの粘りというのが、2死からここ数試合の得点につながっていると思います。みんなの気持ちの粘りが」と称えた。特にここ2試合無安打だった西川と秋山が勝利を呼び込み「いつもいつも打てるわけじゃないんで。きょうも北海道からの移動ゲームで彼らも出ずっぱりなので、すごく体も疲れていたと思うんですけど、2人とも頼りになりましたね」と、最敬礼で迎えた。

 広島にとって交流戦は鬼門。19、21、22年と3季連続で最下位(20年は未開催)に屈しているが、今季はここまで6勝4敗で首位タイ。優勝も狙える位置につけている。

 この日はパ・リーグ最多勝争いを演じるロッテ・西野を撃破。同監督も「西野くんは6勝で、防御率もいいですし、そう簡単には打てないと思っていたのですけど、龍馬(西川)とアキ(秋山)がね。先に主導権握れるヒットを打ってくれた。特に龍馬の2本目。あれはもう、追い込まれてからインサイドの素晴らしいまっすぐだったと思うんですけど、龍馬にしかできない技術の詰まったタイムリーだったと思いますね」と再び称えた。

 交流戦首位タイに立つ現状に、指揮官は「残り何試合あるんですか?あと8試合?まあ一戦一戦ですね。また明日、ナイター、デーなんでね。きょうも選手は体がしんどかったと思うんで、しっかり休んでほしいなと思いますね」と労っていた。

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