落合博満氏 「99%の努力、1%の才能」に対する解釈は? 「否定はしませんけども」

[ 2023年6月9日 17:25 ]

落合博満氏
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 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(69)が9日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル」を更新。新企画の「オレ流質問箱」第4弾として野球の話から人生相談までNGなしで寄せられた質問に答えた。

 質問には難しい質問も飛び出した。「野球に限らず、プロとして活躍し続けるには才能と努力についてどのようにお考えでしょうか?子供のころ、“99%の努力と1%の才能”というのはよく聞かされました」というもの。発明王のエジソンの「天才とは、1%のひらめきと99%の努力である」の名言から、さまざまな分野で才能に頼らず、努力を重ねることが必要であるとされている。

 落合氏は「才能っていうのは人それぞれ、みんな持ってるんです。野球に対する才能、芸術に対する才能…。その才能をどうやって伸ばしていくかっていうのが、1番重要な問題であってね。才能ないものにとっかかって、なまじ苦労するんであれば、自分が何についての才能があるかということを自分の中で見出して、その才能をどうやって開花させていくかということに対する努力というのは必要なんだろうと思います」と自身の解釈を説明した。

 「努力99%と言いますけども、才能を持っていない子供たちというのは一人もいないんで。まず努力よりも、自分にはどの才能があるのかということを見つけるというのが先決なんだろうと思います。それに対して自分がどういう努力をしていくか、それにどのくらいの時間を費やしていくかということが、非常に重要になってくる」と落合氏。「“99%の努力、1%の才能”というのは、否定はしませんけども、ちょっと考え方を変えた方がいいんだろうというふうに思います」と述べていた。

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