オリ・舜平大 味方の失策絡み、まさか 6回自己ワースト4失点で降板 勝利投手の権利なし

[ 2023年6月9日 19:56 ]

交流戦   オリックスーDeNA ( 2023年6月9日    京セラD )

<オ・D>6回 2死一、二塁 牧に同点適時打を打たれ、味方の失策で逆転されガックリの山下(中央)(撮影・成瀬 徹)
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 オリックス・山下舜平大投手(20)が、9日のDeNA戦に先発し、6回4失点で降板。自己最多失点となった。

 2回にオースティンに先制打を許すも、その後は安定した内容で、味方打線も逆転。順調に進んでいたが、1点リードの6回に落とし穴が待っていた。

 2死一、二塁で、牧の打球は三遊間を抜ける適時打。この左翼からの返球を、三塁手・広岡が中継に入り、二塁へ転送したが、これが悪送球となり、外野の間をボールが転々とした。その間に打者走者の牧まで生還し、一挙3点を失うまさかの逆転劇となった。

 山下の4失点(自責2)は、5月14日のソフトバンク戦の3失点を上回る自己ワースト。

 前回1日の広島戦で5連勝を達成。プロ初登板から救援経験なしで5連勝を飾ったのは球団史上初めてのことだったが、この日は勝利投手の権利なく降板となった。

 ▼オリックス・山下「6回の2つの四球のところがすべてだと思いますし、イニングの入りで四球を出してしまい、苦しい展開になってしまったと思います。もう一つ上の投球を目指していくためにも、そういった部分が課題になっていくと思いますし、しっかりと投げ切っていけるようにしていかないといけないです」

 ◇山下 舜平大(やました・しゅんぺいた)2002年(平14)7月16日生まれ、福岡県出身の20歳。福岡大大濠では1年秋からベンチ入りし、3年夏は福岡県代替大会の地区準優勝。20年ドラフト1位でオリックス入り。今季3月31日の開幕戦で1軍初登板初先発。1メートル90、98キロ。右投げ右打ち。

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