ミキハウス　10回逆転サヨナラ都市対抗本戦切符　陣田監督「これで終わりではない。東京ドームで勝つ」

都市対抗野球近畿2次予選   ミキハウス8―7三菱重工West （ 2023年6月8日    わかさスタジアム京都 ）

＜ミキハウス・三菱重工West＞10回、サヨナラ勝利を決め歓喜に沸くミキハウスナイン（撮影・後藤　正志）
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　ミキハウスが最大5点差をはね返す逆転勝利で3年連続4度目の都市対抗本戦出場を決めた。タイブレークの延長10回。1点差を追い付き、なお2死一、三塁で遊撃へのサヨナラ内野安打を決めた野手最年長31歳の立花允夫が強調した。「最後に決めたのが僕だっただけ。チーム全員で取った勝利です」。14安打のうち単打が12本。今秋ドラフト候補の竹田祐に全員で束になって襲いかかり、近畿第2代表をつかんだ。

　3番にプロ注目の強打者・猪原隆雅が控えているとはいえ、決してタレントぞろいの集団ではない。1―6の7回に5安打集中の一挙4得点で1点差として竹田を降板へ追い込み、9回2死一塁の土俵際では猪原が同点二塁打を放って延長戦に持ち込んだ。都市対抗では3度目の出場だった昨年に初の初戦突破。陣田匡人監督は「つなぐ気持ちを持ってくれ」と選手に呼びかけた一戦に競り勝ち、「これで終わりではない。東京ドームで勝つ」と快進撃を思い描いた。（松本　航亮）