DeNAバウアー“サイン違い”155キロのパスボールで失点…ミス連発も「耐えた」「炎の158キロ」

[ 2023年6月9日 19:05 ]

交流戦   DeNA―オリックス ( 2023年6月9日    京セラD )

<オ・D>2回2死二塁、自らの暴投で失点したバウアー(撮影・成瀬 徹)
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 DeNAのトレバー・バウアー投手(32)が9日、オリックス戦(京セラD)に初の中5日で6度目の先発登板。1―0の2回に、まさかのパスボールで同点に追いつかれた。

 試合前には山本由伸やゴンザレスとあいさつを交わし談笑するなどリラックスした表情を見せていた超大物助っ人は、初回は落ち着いた投球を見せ無失点の立ち上がり。

 打線が牧、オースティンの連続二塁打で先制した2回。先頭の頓宮を空振り三振に仕留めた後、中川に右前打を許す。続くゴンザレスとのメジャー対決は、中川に盗塁を許すも、フルカウントからの8球目に渾身のスライダーで空振り三振。2死二塁で迎えた紅林への初球だった。内角へのややシュート回転の155キロ直球に伊藤光がまったく反応できず。ミットをかすったボールはファウルゾーンを転々。その間に二走・中川に好走塁を許し同点に追いつかれた。

 まさかの失点にマウンド上で呆然とするバウアー。その後、紅林の強烈なセンター返しを牧がダイビングキャッチも、一塁へ悪送球となり二塁進塁を許す。ミス連発に緊張感が高まったDeNA守備陣だったが、バウアーはその後にこの日最速となる158キロの直球を見せるなど気迫の投球を見せ何とか最少失点で切り抜けた。

 SNS上では「サインミスかな…」「炎の158キロ」「カリカリしないで」「怒ってそう」「よく耐えた!頑張れ~」などの声が上がった。

 バウアーは前回登板の3日・西武戦(横浜)で交流戦初登板。8回3安打2失点と好投し、来日自己最多となる10奪三振をマーク。チームを連勝に導き、5月3日広島戦(横浜)以来となる2勝目を手にした。

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