阪神・伊藤将　梅野と今季初コンビで7回粘投3失点　前回初黒星の反省踏まえ低め投球徹底

交流戦   阪神4―６楽天 （ 2023年6月8日    楽天モバイル ）

＜楽・神＞3回を終え、梅野（奥）とベンチに戻る伊藤将（撮影・岸　良祐）
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　阪神・伊藤将は今季7度目の先発で初めて梅野とバッテリーを組み、7安打されながら7回3失点で粘った。「先制を許す形になってしまったが、味方が逆転してくれることを信じて、何とか最少失点で粘ることを意識して投げた」。3回まで2失点。4～6回は1併殺を含めて打者3人ずつで片付けるなど尻上がりにペースをつかみ、援護を待った。

　今季ワーストの5回4失点で初黒星を喫した前回1日の敵地での西武戦でボールが高めに集まった反省を踏まえ、低めへの投球を徹底した。交流戦でしか踏まないマウンドに前回は苦戦。「でも、言い訳にはできないでしょ。みんな一緒の条件やから。（自分の）技術不足」と矢印を自らに向け、ブルペンでは変化球をほぼショートバウンドで投じるなどして修正。再びパ・リーグ球団の本拠地で迎えた試合で先発としての役割を果たした。

　8回の逆転劇で一度は転がり込んだ3勝目の権利が9回の暗転で消滅。ベンチ前では戻ってきた湯浅の肩をたたいて励まし、「先頭の四球から追加点を取られてしまったことは反省しなければいけない」と自らの3失点目の方を悔いた。（阪井　日向）

　＜過去6戦は坂本と＞○…伊藤将は今季7度目の先発で梅野とのバッテリーは初めて。過去6戦はすべて坂本と組んだ。昨季までの2年間での計42試合では梅野35試合、坂本4試合、長坂3試合の内訳だった。