巨人の22歳左腕・横川凱 5回途中3失点で降板 42歳左腕・和田との“年の差対決”で甲斐に3ラン被弾

[ 2023年6月9日 19:35 ]

交流戦   巨人―ソフトバンク ( 2023年6月9日    ペイペイD )

<ソ・巨>巨人先発の横川(撮影・中村 達也)
Photo By スポニチ

 巨人の5年目左腕・横川凱投手(22)がソフトバンク戦(ペイペイD)に先発登板。失点を甲斐の一発のみに抑えたが、5回途中4安打3失点で降板し、交流戦初勝利を挙げることはできなかった。

 相手先発の42歳左腕・和田との投げ合い。その和田に対して味方打線が初回無死一、二塁のチャンスを生かせず先制を逃すと、0―0で迎えた2回だった。

 2死一、二塁から8番・甲斐に1ボールから投じた2球目、真ん中やや低めのフォークボールを左中間のラッキーゾーンに叩きこまれる4号3ランを被弾。一挙3点先制を許した。なお、ソフトバンクは甲斐が打点を挙げると昨年5月から29連勝中となっている。

 この3ランにも栗原に与えた四球が絡んでいたが、3回にも2死走者なしから近藤、柳田の3、4番コンビに連続四球を与えるなど制球に苦しんだ横川。1―3で迎えた5回、2死走者なしから近藤をストレートの四球で塁に出すと、原監督自らマウンドに向かって投手交代を告げた。ここで登板した同じ左腕の2番手・大江は柳田を投ゴロに仕留めている。

 横川の投球内容は4回2/3で打者21人に対して88球を投げ、4安打3失点。1三振を奪い、与えた四球は4つ、直球の最速は144キロだった。

 5月18日のヤクルト戦(神宮)では自らプロ初適時打を放って6回2安打1失点と好投し、プロ3勝目。同26日の阪神戦(甲子園)でも6回3安打無失点と好投し勝利投手の権利を得て降板したが、リリーフ陣が逆転を許して4勝目を逃した。前回登板した今月2日の日本ハム戦(東京D)では一転、5回9安打5失点と打ち込まれ3敗目。そこから中6日でのマウンドだった。

 ▼横川 全体的に細かなコントロールがいまひとつで、修正できなかったことが反省です。中継ぎの方々に申し訳ないです。

続きを表示

「始球式」特集記事

「落合博満」特集記事

2023年6月9日のニュース