西武・稼頭央監督 同点弾のパワーと“イヤらしさ”見せた長谷川は「非常に大きく成長している」

[ 2023年6月9日 23:00 ]

交流戦   西武2―1ヤクルト ( 2023年6月9日    ベルーナD )

<西・ヤ>ヤクルトに勝利しナインとハイタッチする松井監督(左)(撮影・白鳥 佳樹)
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 西武がヤクルトに競り勝ち、交流戦の勝率を5割に戻した。1点を追う2回、長谷川信哉外野手(21)の3号ソロと源田の適時打で2点を挙げ逆転。先発・隅田を含む5投手のリレーでリードを守り切った。隅田は4月19日以来の2勝目。以下、松井稼頭央監督(47)の一問一答。

 ――長谷川の勝負強さ。

 「あそこ(2回)で同点に追いつけたのはもちろん大きいですし、あそこの後の流れのところでゲン(源田)のタイムリーも含めまして、何とか長谷川が、先頭としてもそうですし、つなぎとしてもそうですけど、いい持ち味を出してくれたと思う。ホームラン打って次の打席の初球でセーフティーとか、非常に大きく成長しているところなのかなと感じました」

 ――流れを持ってくる勢いのある選手。

 「若い力はもちろん大きいですし、選手たちが思い切ってやることも、もちろん大事なところになってくるので。その中で経験していることは非常に大事になってくると思いますので、思い切ってやってくれればいいと思います」

 ――平沼スタメン、渡部4番。結果を出した調子のいい選手を先発オーダーに据えた。

 「どうなんですかね。もちろん相手投手のことも含めてですけどね。そういうことも含めて今日平沼ももちろんやりましたし、打線の中でも渡部4番でマック(マキノン)を上げるのはもちろん、打順は色々なものが出てくると思うので。そこはまだ固定とまではいかないですけど、調子であったり、相手投手のこととか考えてやっています」

 ――外野手は固定せず。

 「どうなんですかね。先にね、色々なことを記者さんの前で言うとね、違うことになったらブレたとか言われるので。そういうことは言わないです」

 ――長谷川はチーム引っ張る感じが出ている。

 「本当にハセなんかは足もあるし、長打もある。そういう意味ではイヤらしさが出ると、もっともっと幅が広がるかなと思うし。それを今から自分で感じて、伝えていったりしながら成長していったら非常に楽しみです」

 ――隅田は精神的なタフさを感じた。

 「初回粘れたのは非常に大きいですし、もちろん下(2軍)で最後まで投げるのも上で投げる緊張感もそうですけど、それを経験している選手ですからね。課題にしているところも含めてこうしたにいたわけですから、今日まず勝ちがついたっていうのが本人にとっても良かったと思うし、チームにとっても大きな1勝になったんじゃないでしょうかね」

 ――最近4、5回で降板する投手が多い中で森脇がいい活躍している。

 「もちろん回の頭からも行けますし、ランナー出てからでも行けるので。森脇の状態も上がってきていますから、5、6回という意味では森脇はチームにとって大きいですね。連戦が続いているので、もちろん1イニングでも長くと思っていますけど、先発投手もそう思って投げてくれている中で、何とか勝ちきるという意味では森脇は大きいですね」

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