3安打3打点の中日・細川 移籍後初の4番に「打順が変わった、というくらい」月間MVP御礼の大暴れ

[ 2023年6月9日 06:05 ]

交流戦   中日8―2西武 ( 2023年6月8日    ベルーナD )

<西・中>ヒーローインタビュー後にドアラに祝福され、笑顔を見せる細川(撮影・久冨木 修)
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 中日・細川が移籍後初の大役で「4番の仕事」を果たした。初回1死二、三塁で左中間を破る先制2点二塁打。6―1の7回にはバックスクリーンへの6号ダメ押しソロを放ち、3安打3打点で最下位脱出と交流戦首位タイ浮上に貢献した。

 「打順が変わった、というぐらいで、いつも通りでした。(初回の)チャンスで打てたのが一番良かった」

 DeNA時代から未来の主砲候補と目され、19年、20年に計3試合で先発4番を経験。古巣では発揮できなかった素質を現役ドラフトで移籍した新天地で開花させた。打率・330、6本塁打、31打点は堂々の「チーム3冠」。前日まで出場全44試合で4番を務めた石川昂が不振に加えて前夜に自打球を足に当てた影響でベンチスタートとなった中、文句なしの働きを見せた。

 5月の月間MVP選出に御礼の大暴れ。6月に入っても打棒は湿らず「まだ緊張もしますし、不安もある。一試合一試合、必死に食らいついています」と表情を引き締めた。(山添 晴治)

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