西武・今井 6回まで無安打無失点投球も降板 7四球で右手気にする仕草も

[ 2023年4月28日 20:00 ]

パ・リーグ   西武―楽天 ( 2023年4月28日    ベルーナD )

<西・楽>初回、山崎剛から三振を奪い吠える今井 (撮影・白鳥 佳樹)
Photo By スポニチ

 西武の今井達也投手(24)は28日、楽天戦(ベルーナD)に先発登板し、6回まで無安打無失点の好投も降板となった。

 今井は楽天相手に21年10月15日に先発登板した5回の1失点以降得点を与えておらず、26回2/3イニング連続無失点中。この日も楽天打線を手玉に取った。初回に2つの三振を奪う完璧な立ち上がりを見せると、直後に中村から先制2ランの援護をもらった。

 だが、2回に2四球、3回にも1死から連続四球と制球を乱すと、右手を気にする仕草を見せた。中指から出血しているようにも見え、ベンチから豊田清投手コーチがマウンドに。どこかアクシデントがあったのか不安を感じさせたが、続投で後続を抑え、3回まで4奪三振の無安打投球。

 4回は3者凡退で安定感を取り戻したかに見えたが、5回は先頭から連続四球。犠打と中飛で2死二、三塁となったところで、迎えるのは浅村。再び豊田コーチがマウンドに向かった。ブルペンでは本田が準備をしていたが、投手交代はなく続投。帽子を飛ばしながら全球真っすぐ勝負で、最後は156キロで意地の二ゴロに仕留めた。

 6回も先頭に四球を与えたが、安打を許すことはなく無失点に抑えた。しかし、7四球で球数もかさんだ影響もあり、無念の降板となった。6回116球を投げ、無安打無失点6奪三振7四球の“怪投”だった。これで楽天戦は32回2/3イニング連続無失点となった。

 ▼今井 ゼロで抑えられたことは良かったです。もう少し長いイニングを投げたかったので、その点は悔しいです。今日の反省を生かして、次の登板ではしっかりと修正したいです。

続きを表示

この記事のフォト

2023年4月28日のニュース