ニチダイ・戌亥　2失点好投「甘くなっても押す」　完封逃すも前回8失点KOから変身

社会人野球JABA京都大会   ニチダイ3―2ヤマハ （ 2023年4月28日    わかさスタジアム京都 ）

＜ニチダイ・ヤマハ＞好投したニチダイ・戌亥颯一郎（撮影・松本航亮）
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　ニチダイの先発・戌亥颯一郎（23）が8回2/3を2失点と好投し、ヤマハを3―2で下した。

　「四球を出して危ない場面もあったが、終盤につれて修正できました」

　7安打6四死球を与えて、三者凡退は2イニングのみ。2点を先制した直後の4回には、2四球と中前打を許して2死満塁を招いたものの、投ゴロで切り抜けるなど我慢強かった。「四球でつくったピンチだったので、何とか自分の力で抑えようと必死でした」。完封がかかった3―0の9回に3安打を許して2失点。完投まで残り1死でマウンドを譲ったものの、先発投手の仕事は十分に果たした。

　25日の大阪ガス戦では2回8失点で降板。直球が高めに浮いた点を反省し、「甘くなっても強さで押して、初回から飛ばしていきました」と力強く腕を振って生まれ変わった。

　戌亥の好投により、予選リーグは不戦勝を含む2勝1敗で終了。山口篤史監督からは「前回（大阪ガス戦）の投球から（修正し）序盤を意識して投げてくれた」と称えられた。