巨人「伝統の一戦」で屈辱の15失点…原監督「もう少し、大きな汗をかきながら投げ抜くのが大事」

[ 2023年4月28日 05:20 ]

セ・リーグ   巨人0-15阪神 ( 2023年4月27日    甲子園 )

<神・巨>3回、マウンドで山崎伊(右から2人目)に降板を伝える原監督(撮影・大森 寛明)
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 0―15。目を覆いたくなるような数字が、甲子園のスコアボードに光った。巨人は投手陣がともに今季ワーストの被安打19で15失点。連勝が3で止まった原監督は「もう少し、大きな汗をかきながら投げ抜くのが大事。そんなに甘い世界じゃない」と苦言を呈した。

 3年目右腕の山崎伊が2回1/3で8安打を浴び、自己ワーストの8失点KO。その後も救援陣が打ち込まれ打者一巡が2度、3者凡退は一度もなかった。試合後は異例のバッテリーミーティングを行い、阿部ヘッド兼バッテリーコーチが「こういう試合が二度とないように」と引き締めた。

 打線は伊藤将の前にわずか2安打で零敗。左腕には昨年から4戦4敗となった。チームの15失点以上での無得点負けは01年以来、22年ぶり2度目の屈辱。ファンにとってはストレスだけがたまる、歴史的大敗だった。(川島 毅洋)

 ≪阪神戦最多失点≫巨人が0―15で阪神に大敗した。巨人の15失点以上での零敗は01年5月1日の中日戦に0―17で敗れて以来22年ぶり2度目の屈辱となった。阪神戦の2桁失点での零敗は昨年7月13日の0―13に続き2年連続10度目。最多失点は82年4月29日と昨年の13点だったが、これを上回るワースト記録となった。なお、巨人は今月5度目の零敗。月間5度の零敗は12年4月以来7度目の球団ワーストタイ記録となった。

 ▼巨人・山崎伊(2回1/3を8安打8失点で今季初黒星)単調になった。先発が崩れてしまったら全員に迷惑をかける。申し訳ない気持ちです。

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2023年4月28日のニュース