ロッテ佐々木朗希が公式戦自己最速165キロ! 球場から歓声とどよめき 大谷に並ぶ日本選手最速

[ 2023年4月28日 19:27 ]

パ・リーグ   ロッテ―オリックス ( 2023年4月28日    京セラD )

<オ・ロ>5回、力投する佐々木朗(撮影・平嶋 理子)
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 ロッテ・佐々木朗希投手(21)が28日のオリックス戦(京セラドーム)に先発し、公式戦では自己最速となる165キロをマークした。

 3―3で迎えた5回1死一塁の場面だった。杉本に対する初球の外角直球が165キロを計測。この試合72球目で出た球速。セットポジションからクイックからの1球に、球場からも歓声とどよめきが起こった。さらに6回には2死無走者から茶野の初球、85球目も165キロが計測された。

 日本選手最速は165キロで日本ハム時代の大谷翔平が2016年10月16日のクライマックスシリーズ(CS)ファイナルS第5戦ソフトバンク戦(札幌ドーム)、佐々木朗希自身が3月4日の侍ジャパン壮行試合・中日戦(バンテリンドーム)で計測していたが、佐々木朗にとって、公式戦では164キロが最高だった。日本球界最速はビエイラ(巨人)が2021年8月13日の中日戦(東京ドーム)でマークした166キロ。

 佐々木朗は、初回先頭の紅林は二飛に打ち取ったが、続く宗に初球の159キロ直球を右中間二塁打される。今季のべ68人目の対戦打者での初長打を許した。続く中川は三ゴロに打ち取ったが、続く森にフォークボールを右翼線へはじき返される二塁打となった。初球から積極的に振ってくるオリックスに先制点を許した。開幕からの連続イニング無失点は20で止まった。

 4回1死一、二塁からゴンザレスの打球は完全に打ち取った力ない小飛球となったが、佐々木朗と三塁手の安田の前にポトリと落ちる内野安打。1死満塁のピンチを拡大し、続く茶野の打球は左足首付近にあたる投手強襲安打となって2点目を失った。マウンドに選手が集まったが、そのまま続投。続く紅林に右犠飛で3点目を失った。続投後は163キロも計測したが、ヒヤリとする場面だった。

 【プロ野球球速上位】
(1)166キロ ビエイラ(巨人)21年
(2)165キロ 佐々木朗希(ロッテ)23年
(2)165キロ 大谷翔平(日本ハム)16年
(2)165キロ コルニエル(広島)21年
(5)164キロ 千賀滉大(ソフトバンク)22年
(6)163キロ スアレス(阪神)21年
(6)163キロ エスコバー(DeNA)21年
(6)163キロ ゲレーロ(ロッテ)22年
※各投手の最速のみで初計測時。大谷はCS、佐々木は23年WBCでも165キロを計測

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