西武・中村 史上初の“勲章”にあと2「もうちょっとで2000個目なんで頑張ります。しないように」

[ 2023年4月25日 22:55 ]

パ・リーグ   西武5―3ロッテ ( 2023年4月25日    ZOZOマリン )

<ロ・西>9回、三振に倒れる中村 (撮影・白鳥 佳樹)
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 西武の中村剛也内野手(39)は25日、ロッテ戦(ZOZOマリン)に「4番・DH」で先発出場。初回に4号2ランを放った後は3三振、1四球で通算三振数は1998個となった。チームは3連勝中の単独首位・ロッテに競り勝ち連敗を2で止め、再び首位に並んだ。

 大砲の勲章だ。プロ22年目の39歳、稀代のアーチストはチームを再び首位に導く決勝弾となる4号2ランを放つとともに、この日3個の三振を積み上げ、プロ野球史上初となる通算2000三振にあと2に迫る1998個目の三振を記録した。試合後に中村は、今季は三振数が少ないことを問われると「今日、3つしました!」「本当は三振したくないですけど。もうちょっとで2000個目なんで、頑張ります。しないように。あと2個?1個?」と明るい表情を見せた。

 ライオンズの大砲として試合に出続けてきたからこその前人未到の大台。本塁打も三振も、中村はチームの勝利のためにバットを振り続ける。

 ちなみに、歴代2位は清原和博の1955個、3位は1838個の谷繁元信で、中村に次ぐ現役選手では巨人の松田宣浩が1519個(25日現在)で13位となっている。

 中村との主なやりとりは以下の通り。

 ――初回のホームランは?

 「良かったと思います」

 ――規定打席に到達するが?

 「何も思っていないですよ」

 ――バットが変わったことで良くなった。

 「それは、はい」

 ――三振が(今季この試合前まで5個)少なかった。

 「今日3つしました!」

 ――少なかったのは?

 「どうですかね、打つべき球をしっかり前に飛ばした結果として出たというのがあると思うんですけど」

 ――今日みたいにホームランを打って、三振も持ち味?

 「本当は三振したくないですけど。もうちょっとで2000個目なんで、頑張ります。しないように。あと2個?1個?」

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