“長期遠征”前に、頼むぞ!広島・大瀬良 25日先発で流れつくる「鍛え直す感じで過ごしました」

[ 2023年4月25日 05:03 ]

練習中に笑顔を見せる大瀬良 (撮影・奥 調)
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 広島・大瀬良大地投手(31)が、25日に始まる中日3連戦(マツダ)の先陣を切る。リフレッシュ目的の出場選手登録抹消から最短10日での戦列復帰。24日は本拠地で最終調整に汗を流し「いい準備ができたと思う」と強調した。4月末からG7広島サミット(主要7カ国首脳会議)が終了する5月21日まで6カードの遠征が控えるだけに、エースできっちり勝ち切りたい。

 23日にブルペンで34球を投げ、準備万端整えた。新井監督が「先を考えないといけない。フレッシュな状態で戻ってほしい」と説明した15日の出場選手登録抹消以来、最短10日での戦列復帰。大瀬良は、この間の取り組みを振り返る。

 「体のコンディションをしっかり見つめ直しながら、トレーニングやランニングで強度を上げる日をつくり、鍛え直すという感じで過ごしました」

 10日間で体をリフレッシュさせながら、中6日では難しいメニューを消化した。ウエートトレーニングで重量を上げ、ランニングでも強度を上げつつ量をこなす。疲労回復の合間に強化を取り入れたのは、いい状態で長いシーズンを乗り切るためだ。

 「(戦列に)帰った時の登板だけじゃなく、長いその先も見据えて。10日間でやれることをやって、いいパフォーマンスをずっと継続できるように」

 球界で主流になりつつあるリフレッシュ目的の登録抹消。開幕から3試合に先発したタイミングでの導入を、エースは「早いなとは思いました」と正直に打ち明け、体験することで生まれた感情についても言及した。

 「(結果は)やってみないとわからないけど、これまでなかったことなので責任感は出てくる。感謝の気持ちだったり、そういう感情の方が強いです」

 復帰初戦は中日が相手。今春は3月15日のオープン戦(バンテリンドーム)に投げ、5回1/3を6安打4失点に終わった。調整の意味合いが強く「イニングや球数を投げられたのはよかった」とコメント。本番での竜倒には自然体で臨む構えだ。

 「石川(昂)くんが4番に座って若い力が出てきている印象。特に変えることなく、捕手と話をしながら、自分たちにとってベストなボールを投げ込んでいけばいいかな…と」

 中日戦後の4月末から、G7広島サミットが終了する5月21日までの7カードのうち、マツダスタジアムでの開催は1カード(5月5~7日=阪神戦)のみ。残る6カードは敵地で戦うだけに、まずは今回、本拠地の声援を味方にエースで確実に勝利をつかむ。

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2023年4月25日のニュース