阪神・岡田監督 伝統の一戦へ「自分のとこ整備せなあかんやろ、そら」巨人よりまずは自軍打線に危機感

[ 2023年4月25日 05:15 ]

阪神・岡田監督
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 阪神・岡田監督は、今季初めて迎える甲子園での伝統の一戦を前に打線の復調がカギになるとした。25日の先発はエース格の戸郷。敵地だった前回11日の対戦では7回3安打零封と完璧に抑えられた。報道陣が「やり返したいか」と切り出すと、指揮官は語気を強めた。

 「そんなおまえ、毎試合、毎試合やられたからやり返すって。1年間ずっとな、そう(その繰り返し)やん。まず相手ピッチャーより自分のとこ(の打線)を整備せなあかんやろ、そら」

 ここまで19試合を消化して貯金2と上々の滑り出しも、そのうち8試合が1得点以下と低調な打線が気がかりではある。本拠地でのアーチ欠乏症も深刻で今季6試合でいまだに0本とスタンドインが遠い。監督は“スミ1”で惜敗を喫した23日の中日戦後には「そら変えていかなあかん」と打順の変更も示唆した。

 「相手のピッチャーを考える前に、まず点を取れるようにとか、自分のチームのこと考えなあかんやん、今はまだ」。21年9月3日を最後に甲子園では土をつけられていない難敵の攻略へ“新打線”で臨むのか。監督として08年8月29日以来となる甲子園での巨人戦勝利を“戸郷撃ち”で飾りたい。(遠藤 礼)

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2023年4月25日のニュース