日本新薬・若林が公式戦3試合連発でJABA京都大会初戦に快勝「一戦、一戦、目の前の試合に集中します」

[ 2023年4月25日 19:51 ]

第73回JABA京都大会   日本新薬5―2カナフレックス ( 2023年4月25日    わかさスタジアム京都 )

本塁打を量産している日本新薬・若林将平外野手(日本新薬提供写真)
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 今秋のドラフト候補である日本新薬・若林将平外野手(23)が公式戦3試合連続本塁打となる決勝の先制ソロを放った。2回先頭の第1打席。カウント1―2から内角高めに浮いたカットボールを左中間席へと運んだ。

 「3月の京都大会で対戦したときは真っ直ぐで抑えられていたので、速い球を待ちながら浮いた変化球をとらえることができました」

 前回の対戦では無安打に抑えられたが、きっちりとお返し。2点リードの7回無死一、二塁でも右前適時打を放ち、4番の役割を果たした。

 慶大から入社して2年目となる今季。ドラフト解禁となるシーズンで、持ち前の長打力を存分に発揮している。JABA岡山大会のJR西日本戦で2打席連続アーチをかっ飛ばすと、続くJFE西日本戦でも左越えソロ。同大会の前までは「調子があがらず不安がありました」と振り返るが、直前に宮本慎也臨時コーチから「スイングが横振りになっているから、縦振りに」という助言をきっかけにこの日も含めて3戦4発という量産態勢に入った。

 「岡山大会の準決勝では自分の走塁ミスがあって最後に逆転できなかった反省があります。改めて守備と走塁が大切だと痛感しましたし、京都大会ではそういう部分も大切にして一戦、一戦に集中します」

 チームとして目指すは、日本選手権の出場権獲得。頼れる主砲は目の前の試合に全力を尽くす。

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2023年4月25日のニュース