オリ・宮城　お菓子係“パシリ”の「借りがあるんで(笑)」　日本ハム・伊藤との侍対決へ闘志

エスコンフィールドのマウンドをチェックするオリックス・宮城
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　オリックスの宮城大弥投手（21）が自身の開幕3連勝をかけて、25日の日本ハム戦に先発する。24日はエスコンフィールドのマウンドで初めて投球を行い、感触を確かめた。

　日本ハム戦は通算6試合に登板して3勝0敗と得意にしているが、北海道での登板は初めてだ。しかも新球場でチームの初試合となり「初めての場所ではあるんですけど、しっかり前回、前々回みたいにいい投球ができればと思う」と意気込んだ。

　相手の先発は第5回ワールド・ベースボール・クラシック（WBC）で世界一に輝いた侍ジャパンでチームメートだった伊藤。ともにブルペン陣のメンバーで話す機会も多く、若手の宮城と高橋宏（中日）はチームの“お菓子係”としてガムやグミの買い出しを頼まれたという。宮城は「（伊藤投手の方に）借りがあるんで」と笑いつつ、「期間中は凄く頼もしい先輩でしたけど、明日は相手になるのでお互いに良い投球ができたらと思うし、その中でオリックスが勝てればベスト」と闘志を燃やした。

　詳細は明かさなかったが、「ちょっと考えてきたので」と新球場ならではの“秘策”も用意したという。勝てば首位浮上の可能性もある一戦。防御率0・66と安定感抜群な高卒4年目左腕が、北の大地で熱い投球を見せる。（中澤　智晴）