西武が再び首位タイ！39歳4番・中村が確信の4号決勝2ラン　9回は冷や汗も…　松本が7回1失点2勝目

パ・リーグ   西武5―3ロッテ （ 2023年4月25日    ZOZOマリン ）

＜ロ・西＞7回1死一、三塁から佐藤龍の二塁打で生還した外崎を迎える松井監督（撮影・長久保　豊）
Photo By スポニチ

　西武は25日、ロッテ戦（ZOZOマリン）で投げては松本航投手（26）が7回を1失点に抑える力投を見せ、打っては初回に中村剛也内野手（39）が先制の4号2ランを放つなど効果的に5得点を挙げ勝利。単独首位のロッテとの直接対決第1ラウンドを制し首位に並んだ。

　初回に頼れる39歳に完璧な一発が飛び出した。2死一塁で打席に立った4番・中村は、美馬が投じた4球目の真ん中高めに入って来た135キロのスライダーを見逃さなかった。完璧に芯で捉えると、打球は奇麗な放物線を描き左翼席に飛び込んだ。先制の今季4号2ラン、通算458本目のアーチを確信した中村は「打ったのはスライダーです。打てて良かったです」と振り返った。

　先発の松本は、2点リードをもらった2回に相手5番・安田にフォークをうまく捉えられ1点を失ったが、その後は安定感あるピッチングを見せ、7回105球を投げ3安打5奪三振1失点の力投で今季2勝目の権利を持って中継ぎ陣に託した。

　打線は4回に柘植が左越え適時二塁打で3点目を奪う。7回には1死一、二塁のチャンスで5番・マキノンが3番手左腕の坂本から右翼線を破る適時打を放ち加点。続く佐藤龍にも左翼フェンス直撃の適時二塁打が飛び出し5得点目を挙げた。

　8回は佐藤隼が藤原に2号ソロを浴び今季初失点、9回は増田が山口に1発を浴びるなど3安打を打たれるも、冷や汗ながらリードを守り今季20戦目を白星で飾り、連敗を2で止め再びロッテに並び首位に立った。先発の松本は2勝目（1敗）を手にした。