三菱重工West・竹田 我慢の144球完投「疲れはない」高3選抜で174球完投経験

[ 2023年4月25日 18:49 ]

社会人野球JABA京都大会   三菱重工West2―1日本生命 ( 2023年4月25日    マイネットスタジアム皇子山 )

<三菱重工West・日本生命>144球を投じて1失点完投勝利を挙げた三菱重工West・竹田祐(撮影・河合 洋介)
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 社会人野球のJABA京都大会が開幕し、三菱重工Westが2―1で日本生命を下して白星発進を決めた。

 最速151キロ右腕で今秋ドラフト候補の竹田祐(23)が1失点完投勝利を挙げた。毎回安打となる12安打を献上。5回と7回以外は得点圏に走者を背負う我慢の投球ながら、2―1の8回1死一、三塁から2者連続の空振り三振を奪うなど要所を締めた。

 「めちゃくちゃ安打を打たれて打線に勢いはつけられなかったけど、粘れて勝てたことは良かったです」

 球数は144球まで膨らんだものの「(疲れは)ないです」と言い切った。自己最多の球数は、高校3年の選抜大会初戦・日大三(東京)戦で投じた174球。甲子園初登板で5失点完投勝利と白星発進を決めて、履正社を準優勝まで導いた。

 この日はNPB12球団のスカウトが視察。ドラフト解禁年ながら、「(プロは)全く意識せずに、チームが勝てれば、それでいいです」とチームのために腕を振る決意を示した。

 ◇竹田 祐(たけだ・ゆう)1999年(平11)7月5日生まれ、大阪府大東市出身の23歳。住道南小2年時にオール住道で野球を始める。住道中では生駒ボーイズに所属。履正社では1年秋にベンチ入りし、2年秋から背番号1。3年春に甲子園に出場して準優勝。明大では1年春からリーグ戦に登板して通算11勝。三菱重工Westでは、1年目から都市対抗と日本選手権に登板。50メートル走6秒2、遠投120メートル。1メートル84、90キロ。右投げ右打ち。

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