落合博満氏 村上が開幕第1打席弾「素直な打ち方してました」本来の打撃取り戻したか?には…

[ 2023年4月7日 17:00 ]

落合博満氏
Photo By スポニチ

 現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏(69)が7日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル #オレ流トレンド」を更新。5日配信の「投手編」に続く「プロ野球・大リーグ開幕 打者編」で、31日の広島との開幕戦(神宮)で今季1号を放ったヤクルトの村上宗隆内野手(23)の打撃について語った。

 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では2月の強化試合、壮行試合から本来の打撃が影を潜め、1次ラウンドでも調子が上がらなかった村上。しかし、米国での準決勝メキシコ戦では9回に劇的なサヨナラ打を放ち、決勝でも会心の本塁打を放ち14年ぶり3度目の世界一に貢献した。そして31日の広島とのシーズン開幕戦。初回の第1打席で中越えに決勝の1号2ランを放った。大瀬良の見逃せばボール気味だった外角低めのカーブに反応した。過去、16打数3安打で打率.188でノーアーチだった開幕戦で中堅左に自身初となる一発。昨季に史上最年少で3冠王に輝いた大砲が最高のスタートを切った。

 落合氏はこの村上の今季1号に対して「素直な打ち方してましたね」と納得の表情を見せた。3冠王獲得の翌年の開幕戦で本塁打を放ったのは1985年に3冠王に輝き、翌86年の開幕戦に打った落合氏以来。村上にとって2年連続3冠王へ“吉兆ホームラン”となった。この事実を聞き「獲れるように頑張ってください」とニヤリ。しかし、WBCの準決・決勝から状態が良くなってきたのか問われると一転、真面目な表情で「まだ、そこまでではない」と語った。

 まだ開幕したばかり。「シーズンは長いんでね。出だしが好調・不調あんまり関係なく、トータルで見ていった方がいいだろうと思う。だからあんまり一喜一憂せずにね。打つ選手は打つ」。すべての選手の活躍を願っている。

続きを表示

この記事のフォト

2023年4月7日のニュース