落合博満氏　「大事ですよ」「ホッとする」開幕を迎えた選手たちに必要なもの　

落合博満氏
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　現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては中日を4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏（69）が7日、自身のYouTube「落合博満のオレ流チャンネル　＃オレ流トレンド」を更新。5日配信の「投手編」に続く「プロ野球・大リーグ開幕　打者編」で、選手たちの「開幕」の位置付けについて自身の経験も交え語った。

　メジャーでは大谷が二刀流で開幕戦に出場。打者としては2日（日本時間3日）のアスレチックス戦に「3番・DH」で先発出場し5回の第3打席で今季第1号となる右中間へのソロを放った。翌3日には敵地シアトルでのマリナーズ戦で決勝2ランを放つなど5打数1安打2打点をマークした。今季からレッドソックスに移籍した吉田も3日のパイレーツ戦でメジャー16打席目で初本塁打。日本では村上が広島との3月31日開幕戦（神宮）の初回第1打席で今季1号が飛び出した。

　開幕当初、選手たちは何が気になり、何に気をつけるのか。落合氏は「いや、何もないよ。だた1本のヒット、1本のホームランがいつ出るかなっていう。出たら安心するっていうだけであってね」と現役時代の自身の考え方を示した。

　選手にとってのシーズン1本目とはどのようなものなのか。「大事ですよ。1本目がなけりゃ2本目がないんだから。（1本出たら）ホッとする」。3冠王に3度も輝いたレジェンドですら…プロ野球選手の胸中を知る貴重な言葉だった。