ソフトB初黒星 開幕5試合連続安打の近藤 由伸、宇田川、山崎颯とのWBC対決に完敗

[ 2023年4月7日 07:00 ]

パ・リーグ   ソフトバンク2―7オリックス ( 2023年4月6日    京セラD )

<オ・ソ>3回、近藤は三振に倒れる(撮影・後藤 大輝)
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 近藤止まってソフトも止まった。ソフトバンクは6日、オリックス戦(京セラドーム)で、開幕から5試合連続安打に7打点と好調だった近藤健介外野手(29)が、山本、宇田川、山崎颯とのWBC対決に完敗。今季初の無安打に終わると、チームも開幕からの連勝が5で止まった。また、712日ぶりの先発マウンドに立った高橋礼投手(27)が、2回1/33失点で降板し黒星。開幕からの先発投手の勝ち星も止まった。

 開幕から快音を響かせていた近藤のバットが止まり、ソフトバンクの開幕連勝も5でストップした。

 WBCでともに日本代表の優勝に貢献したオリックス・山本との対決。結果は3打数無安打に抑えた山本に軍配が上がった。

 近藤にとって球速125キロ前後のカーブがやっかいな球になった。初回無死一塁ではそのカーブを捉えるも打球が上がらず遊ゴロに倒れた。3回2死ではフォークに見逃し三振、6回1死ではカーブに空振り三振。最速158キロをマークした直球とカーブの球速差は約30キロ。近藤ほどの巧打者でも対応は難しかった。山本との昨季対戦成績は10打数5安打の5割。開幕前の決起集会では「山本由伸は(昨季)5割打っています!」と宴を盛り上げたが、数字通りにはいかなかった。

 近藤は1点を返して3点差とした7回2死満塁のチャンスでは3番手・宇田川の前に二ゴロに倒れ、9回2死一塁では守護神・山崎颯に一ゴロに抑えられた。侍3投手に抑えられて5打数無安打。開幕からの連続試合安打も5で止まった。

 藤本監督は「負けはいつかつく。全部、勝つことは絶対できないんだから」とさばさばと話した。山本の前に6回2安打で無得点に終わったが、「ヒットは出てなかったけど打者は昨年よりは対応できてる。あのボール球のフォークを見れるかというところ。見逃して捉えるような形はできていたと思う」と悲観はしていなかった。

 誤算だったのは先発した高橋礼の投球だっった。21年4月24日のロッテ戦以来、712日ぶりの先発マウンドで2回1/3を4安打3四球で3失点。初回から3イニング連続で先頭打者の出塁を許し、3回に崩れた。1死二塁から森に右中間へ適時二塁打を運ばれ、続く中川圭にストレートの四球を許して降板。2番手の板東が2死後に杉本に3ランを浴びこの回の4失点が重くのしかかった。「先頭打者を毎回出してしまいリズムの悪い投球になってしまった。チームがいい流れの中で今日のような投球をしてしまい申し訳ない」と声を落とした。チームは開幕戦から先発投手が白星を挙げてきたが、ついに高橋礼でストップした。

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2023年4月7日のニュース