先発侍の不敗神話、オリックス宮城も続いた! 日米9投手7勝、計57イニング3失点 あとは今永

[ 2023年4月7日 21:08 ]

<オ・日>今季初先発で快投を見せたオリックス・宮城(撮影・須田 麻祐子)
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 世界一先発侍の不敗神話継続だ!オリックスの宮城大弥投手(21)が7日、本拠地(京セラD)での日本ハム戦で今季初先発。5回まで無安打投球という快投を見せ、6回93球1安打無失点で今季初勝利を挙げた。これで3月の第5回WBCで3大会ぶりの世界一となった侍ジャパンの先発投手陣は9投手(大谷は2登板)で10試合を投げ7勝、3試合で勝敗付かず。不敗記録継続となった。

 21歳の若き侍世界一左腕が、今季初マウンドで力を見せつけた。初回、松本に対しては151キロ直球で空振り三振。3者凡退で順調に発進すると、3回の江越の打席では92キロのカーブで空振り三振。実に59キロ差という球速差を使うなど、緩急で日本ハム打線を翻弄した。宝刀スライダーのキレも良く、5回まで78球で、無安打6奪三振の快投を演じた。6回には先頭・江越の打球を左翼・杉本が好捕するなど援護。その後、内野安打を許すなど1死一、二塁のピンチを背負うが、松本、野村を打ち取って無失点で切り抜け、お役御免。6回を1安打無失点、7奪三振の93球で終え、7回からは2番手・阿部に託した。

 「世界一侍」の一員で、シーズンに先発した投手にまだ黒星はついていない。大谷は3月30日(日本時間31日)の開幕戦でも6回2安打無失点の快投だった。日本では、ここまで、4日に巨人・戸郷翔征投手が先発して6回5安打無失点で勝利投手に。5日にはヤクルト・高橋奎二投手が5回4安打無失点で勝利投手となり、日本ハム・伊藤大海投手は勝ち負けこそつかず、チームも逆転負けを喫したが、5回3安打無失点で勝利投手の権利を得て降板していた。メジャーでは、パドレスのダルビッシュが4日(日本時間5日)のダイヤモンドバックス戦で5回3安打1失点の好投。勝ち投手の権利を得たが、救援陣が逆転を許した。そして大谷が5日(日本時間6日)のマリナーズ戦で、6回3安打1失点で今季初勝利。日本では前日6日にロッテ・佐々木朗希、オリックス・山本由伸、中日・高橋宏斗の3投手が今季初登板で好投を見せ全員が今季初勝利を挙げた。

 残すところWBC決勝に先発したDeNA・今永昇太のみ。5日の2軍戦で実戦登板を果たした左腕。先発侍の世界一の進撃は続く。

 【侍ジャパン投手陣のシーズン先発】
3月30日(日本31日)大谷 翔平  ─ 6回2安打無失点
4月4日       戸郷 翔征  〇 6回5安打無失点
  4日(日本5日) ダルビッシュ ─ 5回3安打1失点
  5日       高橋 奎二  〇 5回4安打無失点
  5日       伊藤 大海  ─ 5回3安打無失点
5日(日本6日) 大谷 翔平  〇 6回3安打1失点
  6日       佐々木朗希  〇 6回1安打無失点
  6日       高橋 宏斗  〇 6回1安打1失点
  6日       山本 由伸  〇 6回2安打無失点
  7日       宮城 大弥  〇 6回1安打無失点

 計57回を投げて3失点と驚異の数字となっている。

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