侍・栗山監督「野球熱をプロ野球につなげていってほしい」熱烈な祝福に感謝 スポニチ来社

[ 2023年4月7日 05:30 ]

スポニチ社員から花束を受け取る栗山監督(中央左)(撮影・木村 揚輔)
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 3月のWBCで侍ジャパンを率いて09年以来、14年ぶり3度目となる優勝に導いた栗山英樹監督(61)が6日、東京・越中島のスポーツニッポン新聞東京本社を訪れ、世界一を報告した。本社社員から熱烈な祝福とともに花束を受け取った栗山監督は「多くの方に“おめでとう”という言葉だけでなく“ありがとう”と言ってもらえた。何か人のためになることができたんだな、と。それがうれしい」と感謝した。

 日本中が歓喜した今回の世界一。本紙の小菅洋人代表取締役社長との会談では、優勝決定時に発行した号外が大盛況だったことなど国内の熱狂ぶりを聞いて「そういうふうに日本中を巻き込みたいと思っていた。この野球熱をプロ野球につなげていってほしい。だから“伝道師”という長嶋さん(アテネ五輪日本代表監督)の言葉を選手たちに伝えさせてもらった」と強調。改めて世界一の熱狂が一過性で終わることなく日本球界に広がっていくことを期待した。(秋村 誠人)

 ≪三原脩氏に世界一報告≫栗山監督は本紙来訪後、東京都内にある名将・三原脩氏の墓参りをし、世界一を報告した。尊敬してやまない名将の新たに見つかった野球ノートを2月の宮崎合宿から持ち込んで熟読。「本当にいろんな言葉に助けられた。三原さんは“お前がやりたいと思っていたことを助けてやったぞ”と言ってくれた気がする」。野球発祥の国・米国を倒すのは日本球界の先人たちの夢でもあり「三原さんだったらどう戦ったのか…」と思いを巡らせていた。

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