日本ハム・清宮 一挙7点の口火&とどめの1イニング2安打 新庄監督のハッパに即回答

[ 2023年3月5日 06:00 ]

オープン戦   日本ハム9-6楽天 ( 2023年3月4日    札幌D )

<日・楽>7回、二塁打を放った清宮(撮影・高橋 茂夫)
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 ハッパに即回答だ。日本ハム・清宮幸太郎内野手(23)が「5番・一塁」で出場し、一挙7得点で逆転に成功した7回に右前2点打を含む1イニング2安打をマークした。新庄剛志監督(51)がレギュラー当確を先送りする発言をしていた中で結果を残した。

 前日3日に行われた開幕前のパーティー。新庄監督はトークショーで、現時点のレギュラーについて「清宮も入れたいけど、ちょっと太ってきたのが気になる」と言及した。それでも、舞台の裏で聞いていた清宮は自身の名が挙がったことを「うれしかった」と言い、原動力に変えた。

 2―5で迎えた7回先頭だ。初球の136キロ直球を左中間へ。切れを出した激走で二塁に到達し、反撃の口火を切った。その後5点を奪い、なお2死二、三塁の2度目の打席で右前2点打。一挙7得点の逆転劇のトリを飾り「5番の役目を全うしようと思って打席に入った」と大きく胸を張った。

 試行錯誤してきた打撃フォームにも手応えを得た。キャンプ終盤に、素直にコースにバットを出せるようにするため、従来よりもややバットを寝かせて構えるようにした。「ちょっとずつマッチしてきた」と2安打2打点に自信を深め、新庄監督も「彼はそういうタイプ。打撃が素晴らしかった」と称えた。

 清宮は前日の指揮官の言葉も「痩せてる痩せないとかはどうでもよくて、(体の)切れがないように見えるのかな。大事なのはそこだと思います」と捉える。切れが出始めた打撃で打ちまくり、5番の座を確固たるものにしてみせる。(田中 健人)

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2023年3月5日のニュース