プロ注目の東海大菅生・日当2回無失点3奪三振 アクシデントで降板もスカウト高評価

[ 2023年3月5日 18:24 ]

練習試合   東海大菅生0―4浦和学院 ( 2023年3月5日    浦和学院 )

<東海大菅生・浦和学院>アクシデントまでは2回無失点と好投した東海大菅生・日当(撮影・村井 樹)
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 第95回選抜高校野球大会へ出場する東海大菅生(東京)は5日、さいたま市で浦和学院(埼玉)と対戦。先発したプロ注目の最速150キロ右腕・日当直喜(2年)は2回2安打無失点、3奪三振と好投していたが、アクシデントで降板した。

 この日の日当は最速146キロを計測した直球に加え、フォークと実戦で初めて試したカットボールが冴えた。2回は無死から得点圏に走者を置くピンチを招いたが、「バットに当てさせたくなかった。三振がベスとかなと思った」と、狙い通りに全てのアウトを三振で奪って無失点。3三振ともに決め球は全てフォークで、球速や落差を自在に操っていると言い、ソフトバンクの宮田善久関東統括スカウトは「高校生であれだけフォークを出し入れできるのはすごい」と評価した。

 アクシデントはピンチをしのいだ直後の3回。2死からチーム初安打となる二塁打で出塁したが、捕手からのけん制で帰塁する際にスパイクが引っかかり転倒。そのまま仲間に運ばれ、予定していた5回まで投げきれず降板した。大事には至らなかったようで、試合後は普段と変わらず体を動かしていた日当。「痛みは全くないので大丈夫。運ばれていくのは恥ずかしかったです。次は完投するつもりでいます」と笑顔で語った。(村井 樹)

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