元広島・高橋慶彦氏　ダルビッシュ、柳田らの技術共有「昭和の人間がとやかく言っちゃいけない」

壮行試合・中日戦の前に大谷（左）と言葉を交わすダルビッシュ（右）
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　広島で盗塁王3度の高橋慶彦氏（65）が公式YouTube「よしひこチャンネル」を更新。合同自主トレなど他球団選手との横のつながりが技術的に底上げしていると解説した。

　春季キャンプを視察した高橋氏は「（選手同士の）交流があるから技術的にどんどんレベルアップしている」と指摘した。

　今回のWBCに出場する侍ジャパンではパドレス・ダルビッシュ有に変化球を教えてもらう投手が続出。試合中のベンチではヤクルトの村上宗隆が、エンゼルスの大谷翔平から身ぶり手ぶりで教えを請う様子も見られた。

　合同自主トレなどで技術の流出などを懸念する声もあるが、高橋氏は「俺ね、昭和の人間がとやかく言っちゃいけないと思うんよ、最近」と主張。「俺たちはまったく教えてくれなかった。たまたまいいコーチとかいい人に出会って俺はいるけど、今はコーチ業って何なんかと思うよ」と続けた。

　高橋氏は現役選手の打撃技術は総体的に上がっているとし、「交流があるからいいところを吸収している」と球界全体の底上げに好意的だった。