カージナルスにスター誕生、ジョーダン・ウォーカー外野手が143m弾を含む2発

[ 2023年3月5日 09:23 ]

ジョーダン・ウォーカー(ロイター)

 カージナルスのジョーダン・ウォーカー外野手(20)が3日(日本時間4日)のナショナルズ戦に「2番・左翼」で先発出場。2本塁打を含む4打数4安打3打点の大活躍だった。大リーグ公式サイトが報じている。

 第1打席は快足を飛ばし遊撃内野安打。第2打席目は3回一死走者なし、ケード・カバリ投手に0-2と追い込まれながら、3球目内寄りの直球を左中間に推定470フィート(約143メートル)の大ホームラン。左中間のフェンスは377フィート(約114・9メートル)で外野は芝生席だが、その背後にあるコンクリートの通路に落ち、高く跳ねあがった。

 公式サイトの記者は「口をあんぐり開けて見とれるほどのパワー」と描写している。試合が行われたパームビーチの球場にはピッチトラックの機器が備わっていないため、飛距離はカ軍関係者の推定。第3打席は左中間二塁打。第4打席は7回無死一塁で、1-1からチャド・クール投手の外寄りの直球をライナーで左中間へ、この日2本目のさく越えとした。7回裏の守備から交代している。ウォーカーは先日も430フィート(約131メートル)のホームランをかっ飛ばし、関係者を驚かせた。

 ここまでオープン戦は18打数9安打(3本塁打)、6打点、OPS(出塁率+長打率)は1・667。196センチ、99キロの巨漢はカ軍の若手有望株ナンバー1で、メジャーリーグ全体でも4番目。まだ20歳のため、開幕はマイナースタートの可能性があったが、この大暴れで落としにくくなっている。オリバー・マーモル監督は「彼は本物。パワーもすごい。一打席一打席、何ができるのかを見るのにわくわくする」と話す。試合はカ軍9-6で勝った。

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2023年3月5日のニュース