侍・栗山英樹監督 影響を受けた超大物監督の金言を告白「組織は、トップの器以上には…」

[ 2023年3月5日 13:30 ]

侍ジャパン・栗山監督

 第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に出場する侍ジャパンの栗山英樹監督(61)が4日放送のTBS「人生最高レストラン」(土曜後11・30)にゲスト出演。現役時代に監督だった野村克也さん(20年死去、享年84)の教えを明かした。

 栗山監督はヤクルトで7年間プレーした後、解説者やキャスターとして活躍、50歳で日本ハムの監督に大抜てきされた。監督になった経緯を聞かれると、「やめて余計に野球が好きになって。野球の取材とかいろんなところにいって勉強したりとかしてるうちに、ファイターズの吉村(浩)っていうGM(栗山監督就任当時はGM補佐、現統括本部長)が僕にチャンスをくれたというか」と明かした。

 MCの「極楽とんぼ」加藤浩次が「でも勉強量っていうのは誰にも負けない自信はあるんじゃないですか」と話を振ると、栗山監督は「僕がいつも思ってたのは選手が素振りしている間は、僕は勉強しないといけないんで」と明言。内容については「組織論ですね。経営者とか、中国古典なんですよ、主に」とし、加藤が「孔子とか孟子ってことですか」と問うと、「そうです」と続けた。

 勉強するのは、ヤクルト時代に監督だった野村さんの教えによるものという。「一番大きいのは“組織は、トップの器以上に大きくはならない”」という言葉だったとし、「どれだけ勉強するかとか、知識があるかとか、トップの器以上にはチームは大きくならないから、一番上に立つ人はどんだけでも勉強しないと、みんなを殺すよっていう」と説明した。

 加藤は「おお、いい言葉だね」と感心すると、栗山監督は「僕、教わったのは1年なんですけど、教わったの重なって辞めて良かったって」としみじみと話した。

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2023年3月5日のニュース