日本ハム・大海「10勝の壁がでかい」 2試合続けて終盤に勝ち越し許し降板

[ 2022年8月19日 06:00 ]

パ・リーグ   日本ハム1―2楽天 ( 2022年8月18日    札幌D )

<日・楽>8回、ベンチで悔しがる伊藤(撮影・高橋茂夫)
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 日本ハム・伊藤が2試合続けて接戦の中で10勝目を逃した。味方が1―1に追いついた直後の8回、1死から鈴木大、浅村に連続四球。浅村への最終球で二塁へ走った鈴木大に対する宇佐見の悪送球で一、三塁とピンチが広がり、島内に決勝の中犠飛を打たれた。

 9回に勝ち越されて交代した前回9日の西武戦は味方の逆転サヨナラ勝ちでまだ救いがあったが、今度はチームは勝てず、自身にも8敗目がついた。球団では88年西崎幸広以来、34年ぶりの入団から2年連続2桁勝利はまたお預けになった。

 「点を取られたら負けるという、簡単な答えが出ている。10勝の壁がでかいなって思いました。改めて」

 犠飛のところで交代を告げられ、マウンドにしゃがみこんだ。ベンチに戻る時には握っていたボールをグラウンドに叩きつけた。「しのいで(ベンチに)帰れば裏の攻撃もある中で、先発投手としては屈辱的なマウンドの降り方なので」。7回2/3で4安打2失点(自責1)。数字の上ではまぎれもない好投だったが、ぎりぎりを攻めた結果の四球が命取りとなり「本当に悔しいなあ」と口にした。

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2022年8月19日のニュース