【中日・立浪監督語録】バースデーサヨナラ勝ちに「“土田が打った”ということで、なおさら良い日に」

[ 2022年8月19日 22:00 ]

セ・リーグ   中日4-3ヤクルト ( 2022年8月19日    バンテリンD )

<中・ヤ>土田(左)のサヨナラ適時打で自らの誕生日を白星で飾り、笑顔でスタンドに手を振る立浪監督(撮影・椎名 航)
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 中日が、19日のヤクルト戦でサヨナラ勝ちを飾った。

 9回無死満塁の好機をつくると、土田がフルカウントからの清水の6球目フォークを右前に運ぶサヨナラ打。試合を決め、立浪監督からも祝福された。

 この日は立浪監督の53歳の誕生日。試合前には「このような状況だが、若い選手も出ているし、来季につながるように残り試合もしっかり戦っていきたい」と逆襲を誓い、「何よりも打線の爆発がほしい」と打撃陣の奮起を期待していたが、土田が最高のプレゼントを贈った。

 以下は、試合後の立浪監督と一問一答。

 ―サヨナラ勝ち。
 「最後、満塁から土田がよく打ってくれたな、と。ああいうチャンスで打つことによって、若い選手ですし、これからの自信にしてもらいたいなと思います」

 ―若い選手には大きな1本。
 「打率は低いですが、打率以上に期待感を感じる。ミスがあったりもするが、彼の思い切りの良さがきょうの結果につながったと思います」

 ―抜けた瞬間は。
 「やっぱり、うれしかったですね。なかなか借金が多くて、ここまで苦しい戦いが続いているが、一つの勝ちはうれしいですし、チームの力に変えていきたいので、きょうは“土田が打った”ということで、なおさら良い日になりました」

 ―誕生日にこういう勝ち方。
 「まあ、誕生日は関係ないですが、選手がこうやってみんなでつないで白星を。逆転して勝ったというところに、大きな意味があるのかなと思います」

 ―選手から誕生日に関しては?
 「いえいえ、特に。報道陣の方々がケーキをくれましたが(笑)」

 ―先発の大野雄は粘りの投球。
 「きょうは自分のミスで、本人が一番痛いミスを出してしまい、あと3点目が投手に打たれたタイムリーということもあったが、その後はしっかり抑えてくれた。本来であれば、もう1回というところだったが、きょうは、あそこでいっぱいか。うちは8回、9回と素晴らしい投手がいますから、その間に何とか勝ちたい、と。その結果がうまくいった」

 ―木下が打撃でも貢献した。
 「彼は持ち味が長打力ということもあり、最後、フェンスに当たってクッションがああいう形になりましたので、三塁までいけたのが非常に大きかった」

 ―若手が活躍。
 「こうやって若い選手が活躍することによって、ずっと出ている選手にも刺激になる。その中で今度は中軸が打ってくれて、勝てるように、チームで良い意味で刺激をしあいながら、これから残りを戦っていきたい」

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